新人看護師が夜勤に向いてないと感じたときの判断ポイント!辞める前に確認したいこと

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初めての夜勤が近づくたびに、勤務表を見るだけで胸が重くなる。

日勤でもまだ分からないことが多いのに、夜は人数が少ない。
先輩に聞くタイミングも分からない。
急変が起きたらどうしよう。
ナースコールが重なったらどうしよう。
自分の判断が遅れたらどうしよう。

夜勤前日は、早く寝なきゃと思うほど眠れない。

布団に入っても、申し送り、巡視、記録、点滴、急変対応のことが頭に浮かんでくる。

「私、夜勤向いてないのかも」

新人看護師がそう感じるのは、珍しいことではありません。

夜勤は、日勤とはまったく違う緊張があります。
人が少ない。
相談できる相手が限られる。
生活リズムも崩れる。
患者さんの変化に気づけるか不安になる。

しかも新人の時期は、まだ仕事の全体像が見えていません。

できないことが多い中で夜勤に入るのだから、怖くなるのは自然です。

この記事では、新人看護師が夜勤に向いてないと感じたときに、辞める前に確認したい判断ポイントを整理します。

先に退職を決める必要はありません。
まずは、夜勤そのものが合わないのか、今の病棟の夜勤体制がつらいのか、教育や相談先が足りないのかを分けて見ていきましょう。

目次

この記事の前提

この記事は、看護師の働き方・転職情報を扱う編集部が、公的調査や求人条件の比較軸をもとに作成しています。

本文中のケースは、特定の個人を指すものではなく、新人看護師によくある相談内容をもとに再構成したものです。

医療判断や退職の断定ではありません。眠れない状態が続く、強い不安がある、出勤前に動悸や吐き気があるなど、体調面の不安が強い場合は、職場の相談窓口、信頼できる人、医療機関などに早めに相談してください。

新人看護師が夜勤を怖いと感じるのは自然なこと

新人のころは、日勤だけでも覚えることが多いです。

患者さんの状態を見る。
点滴や内服を確認する。
記録を書く。
先輩に報告する。
医師の指示を確認する。
ナースコールに対応する。

そこに夜勤が入ると、急に責任の重さが増えたように感じます。

夜はスタッフの人数が少ない。
医師も日勤帯のようにすぐ近くにいるとは限らない。
患者さんの睡眠、せん妄、転倒、急変など、夜ならではの不安もあります。

「日勤でもまだ不安なのに、夜勤なんて無理」

そう思ってしまうのは、甘えではありません。

むしろ、新人の時期に夜勤を怖いと感じるのは、自分の未熟さを分かっているからこそです。

問題は、怖いと感じることそのものではありません。

怖いのに聞けない。
不安なのに一人で抱えている。
夜勤に入るたびに体調が崩れる。
相談しても「慣れるしかない」で終わる。

こういう状態が続いているなら、環境や働き方を見直した方がいい場合があります。

新人看護師が夜勤に向いてないと感じやすい3つの場面

1. 夜勤前から眠れない

夜勤がある日の前日、早く寝ようとしても眠れない。

「今日の夜勤、大丈夫かな」
「先輩に迷惑をかけたらどうしよう」
「急変が起きたら動けるかな」

考え始めると止まらなくなる。

夜勤前に眠れないと、勤務中の集中力も落ちます。
さらにミスが怖くなって、次の夜勤前もまた眠れなくなる。

この悪循環はかなりしんどいです。

一時的な緊張なら、経験とともに少しずつ軽くなることもあります。

でも、毎回眠れない、夜勤前から体調が悪くなる、夜勤が近づくと涙が出るような状態なら、早めに相談した方がいいです。

2. 急変やナースコールが怖い

夜勤で怖いのは、何かが起きたときです。

巡視中にいつもと違う様子に気づけるか。
ナースコールが重なったとき、優先順位をつけられるか。
急変時に先輩へどう報告するか。
医師へ連絡するタイミングを判断できるか。

新人のうちは、この判断がとても怖いです。

分からないことがあるのは当然です。
でも、「分からない」と言える相手がいないと、不安は一気に大きくなります。

夜勤は、知識や技術だけでなく、相談できる体制があるかどうかが大切です。

3. 夜勤ペアの先輩に聞けない

夜勤は、誰と組むかで緊張感が変わります。

聞きやすい先輩なら、少し安心できる。
でも、怖い先輩と一緒だと、出勤前から気持ちが重くなる。

「こんなこと聞いたら怒られるかな」
「今聞くタイミングじゃないかな」
「自分で考えてって言われるかも」

そう思っているうちに、確認が遅れてしまう。

新人にとって、夜勤で質問できない状態はかなり危険です。

怖い先輩がいることだけが問題ではありません。
夜勤中に確認しづらい空気があることが問題です。

辞める前に見たい5つの判断ポイント

判断ポイント1. つらいのは「夜勤そのもの」か「夜勤体制」か

まずは、夜勤がつらい理由を分けてみてください。

原因状態考えたい選択肢
夜勤そのもの生活リズムが崩れる、眠れない、体がもたない夜勤回数の相談、日勤のみの働き方
夜勤体制人数が少ない、仮眠が取れない、急変対応が重い病棟内で相談、異動相談
教育不足夜勤前の指導や振り返りが少ない教育担当、プリセプター、師長へ相談
人間関係夜勤ペアの先輩が怖い、聞けないペア調整、相談先の変更
自分の不安何を確認すべきか分からない夜勤前チェックリスト、面談、振り返り

夜勤そのものが合わないのか。
今の病棟の夜勤体制が厳しいのか。
先輩に聞けないことが一番つらいのか。

ここを分けるだけで、次の選択肢は変わります。

判断ポイント2. 夜勤前後の体調に影響が出ていないか

夜勤の不安は、気持ちだけでなく体にも出ます。

  • 夜勤前に眠れない
  • 夜勤明けに眠れない
  • 食欲が落ちる
  • 勤務表を見るだけで苦しくなる
  • 夜勤前に涙が出る
  • 動悸や吐き気がある
  • 休みの日も夜勤のことを考えてしまう

こうした状態が続いているなら、「慣れるまで我慢」で済ませない方がいいです。

新人だから頑張る必要はあります。
でも、体調を崩してまで一人で抱える必要はありません。

まずは、プリセプター、主任、師長、教育担当など、話せる人に状況を伝えてください。

判断ポイント3. 夜勤中に確認できる人がいるか

新人の夜勤で大事なのは、完璧に動けることではありません。

分からないときに確認できることです。

夜勤中に、

  • 報告していいタイミングが分かる
  • 迷ったときに聞ける先輩がいる
  • 急変時の連絡先が明確
  • 夜勤後に振り返りがある
  • 最初から一人にされすぎない

こうした体制があるなら、少しずつ慣れていける可能性があります。

逆に、誰にも聞けない、聞くと怒られる、急変時の動きも曖昧なまま夜勤に入っているなら、かなり不安定な環境です。

新人本人の努力だけでどうにかするには限界があります。

判断ポイント4. 夜勤回数や開始時期を相談できるか

新人の夜勤開始時期や回数は、職場によって違います。

段階的に入る職場もあれば、早い時期から夜勤に入る職場もあります。

もし夜勤が強い負担になっているなら、相談できる余地があるかを見てください。

  • 夜勤回数を一時的に減らせるか
  • 夜勤ペアを調整できるか
  • 振り返りの時間を取れるか
  • 日勤で不安な技術を確認できるか
  • 夜勤開始を少し遅らせられるか

すべて希望通りにはならないかもしれません。

でも、相談したときに職場が具体的に動いてくれるかは、続ける判断にかなり関わります。

判断ポイント5. 今の病棟で学び続けられるか

新人の時期に大切なのは、安心して学べる環境です。

夜勤が怖いこと自体は、珍しくありません。
でも、怖さを抱えたまま、質問できず、振り返りもなく、ただ耐えるだけになっているなら、学ぶ余裕がなくなります。

今の病棟で、

  • 分からないことを確認できる
  • 夜勤後に振り返れる
  • 先輩が最低限フォローしてくれる
  • 少しずつできることが増えている
  • 体調を崩さず働けている

こう感じられるなら、続けながら慣れていける可能性があります。

でも、夜勤のたびに強い不安があり、相談しても変わらず、体調まで崩しているなら、異動や夜勤なしの働き方を含めて考えても大丈夫です。

残る・相談する・異動する・転職するを同じ土俵で比べる

選択肢向いているケース注意したいこと
今の病棟で続ける聞ける先輩がいる、少しずつ慣れてきている我慢だけで続けると不安が強くなりやすい
夜勤回数を相談する夜勤そのものに強い負担がある体調や睡眠への影響を具体的に伝える
夜勤ペアを相談する特定の先輩との夜勤が強くつらい感情だけでなく、確認できず困る場面を伝える
異動を相談する病院自体は嫌いではないが、病棟が合わない異動時期や人員状況に左右される
転職を検討する誰にも相談できない、体調に影響が出ている次の職場では教育体制と夜勤開始時期を確認する

転職を考える場合も、最初から応募しなくて大丈夫です。

求人を見るだけなら、退職を決めたことにはなりません。

「夜勤開始が段階的な職場なら違うかも」
「新人フォローがある職場なら学び直せるかも」
「日勤のみの職場なら、まず生活リズムを整えられるかも」

そうやって選択肢を知るだけでも、今の夜勤で何がつらかったのかが見えやすくなります。

新人看護師が求人を見るときのチェック項目

新人や経験が浅い看護師が求人を見るときは、給与や家からの近さだけで決めない方がいいです。

特に見たいのは、教育体制と夜勤開始時期です。

確認項目見るポイント
夜勤開始時期入職後すぐ夜勤に入るのか、段階的なのか
新人・若手へのフォロープリセプター、教育担当、面談の有無
夜勤体制夜勤人数、仮眠、急変時の相談先
質問できる仕組み一人の先輩に依存しすぎない体制か
第二新卒の受け入れ経験が浅い人を育てた実績があるか
日勤のみの選択肢外来、クリニック、健診なども比較する

「夜勤あり」か「夜勤なし」だけで決めるのではなく、どういう体制で夜勤に入るのかまで確認した方がいいです。

新人が一人で抱え込まない仕組みがあるか。
夜勤前後に振り返りがあるか。
困ったときに誰へ相談するのか。

ここを見ておくと、次の職場で同じ不安を抱えにくくなります。

参考データ

日本看護協会の「2025年 病院看護実態調査 報告書」では、2024年度の正規雇用看護職員の離職率は11.0%、新卒採用者は8.4%、既卒採用者は16.1%と報告されています。

この数字は「辞める人がいるから辞めてもいい」と言いたいわけではありません。

ただ、新人看護師を含め、看護師が職場環境や働き方に悩み、環境を見直すことは珍しい話ではない、という背景として知っておいてよいと思います。

参考: 日本看護協会「2025年 病院看護実態調査 報告書」
https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/102.pdf

よくある質問

Q. 新人なのに夜勤に向いてないと思うのは甘えですか?

甘えと決めつけなくて大丈夫です。

新人の時期は、日勤でも覚えることが多いです。その中で夜勤に入ると、不安が強くなるのは自然です。

大事なのは、夜勤に向いているかどうかを一人で決めることではなく、教育体制や相談先があるかを確認することです。

Q. 夜勤前に眠れません。慣れるまで我慢すべきですか?

一時的な緊張なら、経験とともに軽くなることもあります。

ただし、毎回眠れない、動悸や吐き気がある、勤務表を見るだけで苦しくなる状態が続くなら、早めに相談してください。

体調に影響が出ているなら、我慢だけで続けない方がいいです。

Q. 夜勤中に先輩へ質問するのが怖いです。どうしたらいいですか?

質問内容をメモにまとめて、「確認したいことが2つあります」と短く伝えると、少し聞きやすくなることがあります。

それでも聞けない空気が続くなら、夜勤ペアの調整や、プリセプター、主任、師長への相談を考えてください。

Q. 夜勤が無理なら看護師に向いていないですか?

そうとは限りません。

夜勤が合わない看護師もいます。看護師の働き方は病棟夜勤だけではありません。

外来、クリニック、健診、訪問看護、美容、企業看護師など、夜勤なしで働く選択肢もあります。

Q. 次の職場でも夜勤が怖かったらどうしようと不安です。

不安になるのは自然です。

だからこそ、次の職場では夜勤開始時期、夜勤人数、教育体制、プリセプター制度、面談の有無を確認してください。

「前職では夜勤中に質問しづらく、不安が強かった」と伝えて大丈夫です。

まとめ|夜勤に向いてないかもと思ったら、まず環境を分けて見る

新人看護師が夜勤に向いてないと感じるのは、珍しいことではありません。

夜勤前に眠れない。
急変が怖い。
先輩に聞けない。
人数が少なくて不安。
勤務表を見るだけで気持ちが重くなる。

こうした状態が続くなら、「自分が弱いから」で終わらせないでください。

まずは、

  • つらいのは夜勤そのものか、夜勤体制か
  • 夜勤前後の体調に影響が出ていないか
  • 夜勤中に確認できる人がいるか
  • 夜勤回数や開始時期を相談できるか
  • 今の病棟で学び続けられるか

この順番で整理してみてください。

辞めるかどうかは、そのあとで大丈夫です。

夜勤に向いてないと思っても、看護師に向いていないとは限りません。
夜勤が少ない職場、日勤のみの職場、教育体制が整っている職場なら、力を出せる人もいます。

次にできること

今すぐ辞めると決めなくても大丈夫です。

夜勤に向いてないと感じているなら、まずは他の職場の教育体制や夜勤開始時期を見るだけでも十分です。

新人フォロー。
夜勤人数。
仮眠や休憩。
プリセプター制度。
日勤のみの選択肢。

こうした条件を比べると、今の病棟で何がつらかったのかも見えやすくなります。

新人が夜勤で孤立しにくい職場条件を比較する

  • 夜勤開始が段階的か
  • 夜勤中に相談できる先輩がいるか
  • 新人・若手へのフォローがあるか
  • 夜勤人数や急変時の連絡体制が明確か
  • 日勤のみの働き方も選べるか
  • 第二新卒や経験浅めの看護師を受け入れているか

焦って応募しなくても大丈夫です。

まずは、「自分が安心して学べる夜勤体制はどんな条件なのか」を知るところから始めてみてください。

今すぐ辞めると決めなくても大丈夫です。

働き方や職場に「もう無理かも」と感じているなら、まずは今の職場以外にどんな求人があるかを見るだけでも十分です。教育体制、夜勤なし、職場規模などを比べると、自分に合う条件が少し見えやすくなります。

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※求人を確認したからといって、応募や転職を決める必要はありません。

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